だんぼるーの梱包材ブログ
2019年2月16日

マヨネーズの包装

 マヨネーズは粘度が高く、また油が多分に含まれるため、包装容器の設計に手間取る食品の一つです。油が多いと酸素、光線、紫外線で酸化してしまい、すぐに風味が劣化します。またマヨネーズの特性として油が分離し易く、安定していない点も考慮しなければなりません。結論から言えば、密封できることを前提として、空気も紫外線も衝撃も退ける容器が求められるのです。遮光性もあった方が良いのですが、透明なデザインが好まれることから、バランスを考えて設計するしかないのが実情です。

 現在販売されているマヨネーズの容器の中に、これらの条件を全て満たしたものは皆無です。それほど開発が難しいと言えるのですが、ここで国際的な比較を学び取ることにしましょう。実は日本とは異なり、米国のマヨネーズはガラス瓶に入れられて販売されます。プラスチック容器よりもマヨネーズの品質保持に向いているためです。日本でも昔はガラス瓶に入れられていたのですが、途中でプラスチック製に移行しました。それにはマヨネーズの粘度が関わっています。マヨネーズは粘度が高く、中身を押し出すことのできる容器としては、柔らかいプラスチック素材が最適だったのです。移行後はずっと主流であり続けていますから、今後もしばらくはプラスチック容器の独擅場となるでしょう。マヨネーズを包装するプラスチックボトルは3層構造となっており、表面にはポリエチレンが採用されています。中間層には通気性の低いエチレンビニルアルコールやポリビニルアルコールが用いられており、これらが保存性を担保しています。

 ところでマヨネーズの容器は、マヨネーズの特性である「油の分離」を食い止めるための設計も施されています。容器の多くは底部から頭部に向かって細くなる形状を成していますが、この形状には振動表面を小さくする働きがあるのです。

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