だんぼるーの梱包材ブログ
2019年3月16日

野菜と包装

 野菜や果実といった生鮮品の包装は、密封すればよいわけではありません。内部の二酸化炭素濃度を高め、また酸素濃度を低めることで、長持ちさせることが出来るのです。そのためによく利用されるのは、「通気性包装材」と呼ばれるものです。多少の通気性を有したフィルムでパッキングすると、野菜の呼吸で二酸化炭素濃度が自然と高まる一方、外部から酸素が少しずつ侵入し、パック内部は結果的に良好な環境となります。通気性包装材には様々な種類が存在しますが、紙や不織布は強度や耐水性に欠けることから、最近は使用頻度が高くありません。主流は低密度ポリエチレンフィルムで、野菜にとって最適な環境を作ることが出来ます。稀にポリエチレンフィルムでも対応できない場合がありますが、適宜微細な孔をあけて対応します。

 さて、食品の保存期間を延ばすためには、包装容器だけが手段となるわけではありません。ワックスも包装の一つと言えます。つまり食品の表面にワックスを塗布することで膜を作り、外部環境の影響を低減することも有効手段となり得るのです。ワックスを塗った箇所は空気に触れにくいため、乾燥や酸化を防ぐことが出来ます。例えばチーズやソーセージは油が多分に含まれますが、ワックスを散布すると油が劣化しにくくなります。また野菜や果物に吹きかければ、湿った状態を維持することが出来ます。冷凍食品に塗布すると面白いもので、氷が付着しにくいというメリットがあります。その他、卵の防菌にも使われますし、総菜の中の固形の歯応えを保つのにも用いられます。

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