だんぼるーの梱包材ブログ
2019年9月17日

脱酸素剤の開発

脱酸素剤の開発は、20世紀半ば海外において、すでに鉄粉や硫酸鉄などを用いたとされたのが発端となり、各種の原理による包装用の脱酸素剤の開発が進められました。その後米国企業のグルコースオキシダーゼ酵素を用いた方法がかなり実用的なものでした。10年後には同社により、積層フィルムの間にパラジウム触媒をはさんで、包装系内に窒素と水素を封入し、残存酸素を水素と反応させて除去するという方法が開発されました。しかし、反応性やコスト高などの難点がありあまり普及に至りませんでした。我が国においては、ハイドロサルファイトを主剤とした出願特許をベースに開発されたものが、本格的な脱酸素剤の草分け的製品です。しかし、反応性が極めて高いため、反応熱があり、保存性、安定性、安全性に難点があったため普及するまでには至りませんでした。20世紀後半、これらの欠点を解消した鉄系の脱酸素剤が開発され、価格が安く、安全で、取り扱いも容易であったため、一気に普及しました。この鉄系の脱酸素剤は、還元鉄と触媒を充填した小袋をパウチや容器に封入するタイプのものです。

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