だんぼるーの梱包材ブログ
2019年11月6日

脱酸素剤の反応原理と種類

脱酸素剤を反応原理という点から分類すると次のような①~③の3タイプに分けられます。① 鉄粉、鉄化合物の酸化反応を利用したもの反応速度のコントロールが容易で、酸素吸収能力が大きいため、現在、圧倒的なシェアを維持しています。②有機系化合物の酸化反応を利用したもので、Lーアスコルビン酸(ビタミンC) などのレダクトン類、糖、フェノール、カテコールなどを反応基剤として用いるもので、天然系のため安全性は高いですが、反応の安定性に欠けるというものです。③その他、ハイドロサルファイト系や酵素反応系なども開発されたが、現在はほとんど使用されていません。ということで、現在最も使用されているのが、鉄系脱酸素剤ですが、これも機能や反応形式の違いにより、次のようなタイプがあります。(a) 食品の水分を利用して反応するタイプで、比較的水分含有率の高い食品中の水分を利用して反応が進むもので、反応性に優れ、速効型です。(b) 自己反応型で、水分活性が極めて低い食品では、食品中の水分が利用できないので、脱酸素剤の中に反応に必要な水分を含ませたもので、用途に応じて、速効性から遅効性まで各種あります。(c) ガス置換型と言われるものは、酸素の吸収と同時に炭酸ガスやアルコールを発生するタイプのもで、炭酸ガス発生タイプは、減圧による容器の変形防止のために用いられるが、食品中に炭酸ガスが溶解し、味の変化を引き起こしたり、嫌気性微生物の一部の増殖を促進させる場合があるので注意が必要ですが、一方で炭酸ガスは、好気性菌やカビの増殖を抑える機能もあり用途により有効ではあります。アルコール発生タイプは、殺菌が目的となります。(d) ガス吸収型は、包装食品から発生する炭酸ガスを吸収するタイプで、熔煎コーヒー豆は包装後も炭酸ガスを多量に発生し、袋の膨張の原因となるため、レギュラーコーヒー用として開発されたものです。多くのメーカーから各種製品が開発されましたが、現在は一部メーカーの製品で、シェアの大半は占められています。製品の主原料は、一部活性炭やピタミン類が使用されていますが、ほとんどが鉄粉です。脱酸素剤の形態は、小袋型、ラベル型、カード型やガラスびんの蓋に適用されるパッキング型など、いろいろなものがあります。

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